フリーターが奨学金の返済に困った時の制度など!自己破産しない為に

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奨学金の返済(返還)が必要なのにフリーターになった場合、返済にかなり苦しむはず。ただでさえ生活が苦しいのに、毎月1~2万円程度の奨学金の返済もあるわけだから。しかし、間違っても、何も言わないで延滞なんかしないように。名前は「奨学金」だけど、実質的には借金そのもの。お知らせもしないで延滞すると、法的措置を取られることも実際にある。奨学金は、実は怖い。返済が苦しいなら、これから書くことを試したり、日本学生支援機構に相談したりした方がいい。

「奨学金のせいで自己破産」という結末にならない為に、できることはやっておいた方がいい。

返済に困ったら使いたい制度

奨学金返還猶予の制度を使う

その名の通り、一時的に返済の猶予をしてもらえる制度。一年単位の申請で、最大10年猶予してもらえる。申請すれば、意外と早く適用してくれる。ちなみに、「返さなくていい」じゃなくて、「待ってもらう」制度なので、間違えないように。年収300万円を超えていなければ、病気やケガなどの特別な理由がなくても普通に対応してくれる。申込は書類で。書類は日本学生支援機構のHPより取得可能。経済的困難な理由(アルバイトのみで生活しているフリーターの為、毎月の手取りが~円で、生活費が~円の為、苦しい、のような)今後の見通しはしっかり記入するように。

>>手続き方法 - 日本学生支援機構

奨学金減額返還の制度を使う

返還猶予ではなく、「減額返還」という制度もある。これは、一時的に返済額(引き落とし金額)を半額にしてくれる制度。引き落とされる金額が半額になるだけで、元本まで半額になるわけではない。一年単位の申請で、最大15年まで可能。手続き方法は猶予願いとほぼ同じ。使う書類は同じで、書類の書き方が少し違うくらい。これも、「フリーターだから月収が~円しかなく・・・」のような理由と、今後の見通しをしっかり書くべし。

>>手続き方法 - 日本学生支援機構

制度はこれくらい。それでも苦しければ、日本学生支援機構に相談するしかない。相談すれば、何とか対策を提示してくれる場合もあるらしい。

以下、自力で何とかする方法。

収入を増やして返済しやすくする

時給の高いアルバイトに変える

収入が増えれば奨学金の返還が楽になる。フリーターのまま返還を続けたいけど返還が苦しい場合は、時給が高いアルバイトを探すのが選択肢の一つ。慣れていない仕事をするのは辛いが、そんなこと言ってたら、フリーターとしては生きてはいけない。

>>フリーターにおすすめのアルバイトまとめ!時給が高いのを狙え

副業で稼いで収入アップ

アルバイトの収入には限界があるので、副業で稼ぐのも選択肢の一つ。間違っても、副業の為に無駄遣いや損失を出すような「カモ」になるような行動はしない方がいい。金欠のフリーターが副業をやるなら、「お金を掛けない」に徹するべき。一番は、副業を難しく考えないで、空いた時間に単発バイトで稼ぎ、奨学金の返済資金を作ることである。

>>フリーター時代にやった副業をおすすめ!稼げる副業と危険な副業

専門的な知識を身に付けて専門家になる

フリーターをやりながら勉強して税理士のような専門的な職業に就く人もいる。そういう選択肢もあり。専門職に就いて、フリーターから脱出し、収入を増やし、奨学金の返還を楽にする。ただし、「人気だから」とかの理由で、年収などの下調べもせずに勉強する分野を選んでも時間とお金の無駄なだけ。やるなら、戦略的に。

>>フリーターから抜け出すには?脱出方法3選

正社員として就職して収入を増やす

普通に考えれば、正社員として就職してしまえば年収はアップする。正社員が嫌でフリーターをやっている僕みたいな人もいるだろうけど、背に腹は代えられない時もある。フリーターから正社員になるのは大変そうだけど、普通にできる。これからの奨学金返還を考えた時、何がベストな選択なのか。決めるのは、あなた。

>>フリーターにおすすめの転職エージェント12選!高卒や既卒でも正社員

自己破産すると奨学金はどうなる?

連帯保証人と保証人がいる場合

自分が自己破産すると、まずは連帯保証人に返済義務が移行する。連帯保証人も自己破産した場合は、保証人に返済義務が移行する仕組み。もし、あんまり付き合いのない親戚を保証人にしている場合、おじさんなどに多大な迷惑をかけてしまう恐れがある。

機関保証にしている場合

機関保証にしていると、実は保証金として奨学金からお金を抜かれている。その分、自己破産しても親族に迷惑がかかることはない。その為にお金を抜かれてきたわけだから。

ここから余談:日本の奨学金は問題だらけ?

日本の奨学金は実質的には学資ローン

外国では、給付型のものを「奨学金」と呼ぶことが多いらしい。ところが、日本の奨学金では、給付型のものはごく一部の人しか受けとれず、大抵の人は返済義務のある借金を借りることになる。「奨学金という名前じゃなくて、学資ローンに改名した方がいいんじゃないの?」という意見も出るほどである。

無利子の第一種奨学金すらなかなか借りれない

成績が優秀な人なら、無利子の奨学金を借りることができるが(どのみち返済義務はあるのだが)、一般ピーポーは有利子の奨学金を借りることになる。やはり、どう考えても学資ローンだ。

奨学金の利息はどれくらい?

借りた時期によっても変わるし、変動金利と固定金利のどちらにしているかによっても変わる。奨学金の書類を見るのが手っ取り早いが、だいたい0.01%~0.3%程度が相場のようだ。僕は10年以上前に「今の金利より下がらないだろう」と浅はかな考えで固定金利にしたが、失敗したような気がしている。マイナス金利時代の金利なら、返済金額はそこまで膨れ上がらないからだ。

社会人になるといきなり数百万円の借金というハンデを背負う

いくら借りれるかはある程度選べるが、2年生の短大や専門学校に進学したなら、だいたい200万円前後の奨学金。4年生になると、500万円近くの奨学金という借金を背負い、社会に出ることになる。これがあるのとないのとでは大違い。毎月数万円の支出が自動的に作らされる。若者にお金を払わない(そもそも人材に投資しない)会社が多いし、非正規雇用の増加もしている。そりゃ、奨学金が原因で自己破産する人が多いわけだ。

社会の仕組みを理解していない高校生なんかに判断できるか問題

「借りる方が悪い。借りたものは返すべきだ」という、外野からの正論もあるわけだが、それは酷ではないだろうか。奨学金を借りるか否かの判断をするのは、社会の厳しさを知らない子供であることが多い。そんな子供に、数百万円の借金の恐ろしさ、厳しさ、将来の展望から、借りるかどうかしっかり判断しろと?

しかも、奨学金の恐ろしさについて、社会で言われているほどしっかり説明されていないのが現状ではないだろうか。

生まれた家の経済力で将来が決まってしまう

裕福な家にたまたま生まれることができたら、借金を背負わなくても大学などに進学できる。貧乏な家庭に生まれたら、借金を背負う。もしくは、教育を受けることができない。親の経済格差が、子供に何かしらの形で反映されてしまうわけだ。何が、「社会全体で子供を育てよう」なのか。まあ、それが社会というものなのだが。

奨学金が必要だったかどうかは後にならないとわからない

奨学金の恐ろしさは、返済が始まるまでわからない。「こんなことなら、進学しなければよかった」と後悔している若者も多いだろう。すべては、結果でしかわからない。給料のいい会社に就職できるかは、本人の能力だけではなく、その時の社会情勢によっても左右される。やはり、予測が難しい。

「奨学金を借りるべきか?」という問題は、返す段階に入らないと答えが出ないもの。奨学金を借りてまで進学しただけのリターンを得られる人もいれば、そうじゃない人も出てくる。その判断を、期待リターンとリスクを考慮し、融資が必要か判断しろと?しかも、子供に。

「借りてまで進学すべきじゃない」と言い切る人もいる。どちらかというと、経験者ということもあり、僕もその意見だ。しかし、親に金戦力がないというだけで、未来を担う若者の教育機会を奪っていいのか。それが先進国のやることなのか。甚だ疑問ではある。そんな社会でいいんだろうか。

日本の奨学金はおかしくない

だって、そういうものなんだから。「外国は」とか比べても、日本の奨学金の現状は変わらないだろう。「日本の奨学金はそういうもの」という基準で判断しないと、いろいろな判断に支障をきたす気がしてしまう。「日本の奨学金は、学資ローン(借金である)」。奨学金の返済に困っているなら、その事実を受け入れた上で、これからどうするかを考えるべきだと僕は思う。

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