フリーターと契約社員の違いとは?バイトと同じ?定義はどうか

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フリーター(パートやアルバイト)と契約社員の違いには、「仕事の責任」「待遇面での違い」「世間体の違い」あたりが挙げられる。フリーターも契約社員も、雇用期間に定めがある「非正規雇用」だが、一般的にフリーターよりも契約社員の方が世間体・待遇面などは良い傾向がある。

ただし、Wikipediaの「フリーター」の項目を読むと、「フリーター」に契約社員が含まれていたりと、明確な違いを見付けるのが難しい部分があるのも事実。

>>フリーターとは何者か?意味や定義を解説

まず、契約社員の定義とは何か

契約社員の定義は、以下の通り。「契約社員 - Wikipedia」より引用。

契約社員(けいやくしゃいん)とは、企業などと期間の定めのある労働契約(有期労働契約)を結んで職務に従事する労働者のことを言う。

期間の定めのない契約を結んでいるのが正社員(正規雇用)。期間に定めのある契約を結んでいる労働者は「非正規雇用」に分類される。よって、契約社員は非正規雇用にあたる。

>>正規雇用と非正規雇用の違いとは?生涯賃金格差や待遇の違いなど

ちなみに、契約社員でも、「有期雇用契約が通算5年」を越えれば、労働者の申し出により無期雇用に切り替えることが可能になっている。

「嘱託社員」とは何か

契約社員によく似た「嘱託(しょくたく)社員」という雇用形態もある。ただし、「嘱託社員」には法律的な定義はない(会社が勝手に呼んでるだけ)。雇用契約の内容的には「有期雇用」であることが多く、正社員よりも契約社員に近い存在。嘱託社員の例として、

  • 定年を迎えた正社員を再雇用したら嘱託社員
  • 臨時で雇用している社員

辺りが挙げられる。嘱託社員は法律で定義されているわけではないので、会社によって扱いや待遇が大きく違ってもおかしくない。

「準社員」とは何か

「準社員」も法律で定義されているわけではなく、「会社が勝手に定義している」存在である。内容的には契約社員と同じ場合もあり、単に会社が、契約社員のことを「準社員」と呼んでいたりと、定義は曖昧。有期雇用である契約社員とは違い、無期雇用の準社員がいる場合もある。準社員には明確な定義はないので、求人情報で「準社員」という言葉を目にしたときは、待遇面などにしっかり目を通すべきである。

フリーターと契約社員の違いを書くにあたって

Wikipediaのように契約社員を「フリーター」に混ぜてしまうと元も子もないので、ここでは「フリーターはアルバイトやパートが本業の人」として書いていく。

収入面での違い

給料形態

  • フリーター:時給制が多い
  • 契約社員 :月給制が多い

たまに月給制のアルバイトがあったりもするが。

平均年収

  • フリーター:150万円程度
  • 契約社員 :170~340万円程度

フリーターの年収は、時給や契約日数・時間によって大きく変わってくる。時給別・時間別の年収については「フリーターはどれくらい稼げる?働く時間と時給で計算」を参照。契約社員の平均年収は、ネットで拾った情報を加味して書いている。

働く時間

  • フリーター:パートタイム契約が基本
  • 契約社員 :フルタイム契約が基本

アルバイトは、正社員のよりも短い時間で働く「パートタイム労働」が多い。しかし、「契約上はパートタイムにして、実際は残業させてフルタイムが基本」の場合も割りとあった。契約社員は、基本的にフルタイム(正社員と同じだけ働く)が多い。

>>フリーターとパートタイマーの違いとは?比較する必要はそんなにない

仕事面での違い

仕事内容

  • フリーター:責任のある仕事は任されづらい
  • 契約社員 :正社員並みの仕事を任される

これは会社の方針によって大きく変わるが、一般的に契約社員は正社員と同等に扱われる傾向がある。ゆえに、働き方改革で「同一労働同一賃金」が叫ばれたりするのだろうか。ちなみに、アルバイトにも正社員並みの仕事を要求する会社も普通にある。

社会的地位

世間体の違い

  • フリーター:社会のクズ
  • 契約社員 :勝ち組

イメージ的には契約社員の方がずっといい。

社会的信用

  • フリーター:住宅ローンを借りるのは難しい
  • 契約社員 :フリーターよりは組みやすい

正社員よりは審査に通りにくいが、契約社員でも住宅ローンは借りれるらしい。ちなみに、フリーターでも借りられなくもないが、かなり厳しいということ。

>>フリーターに社会的信用がない理由と社会的地位を上げる方法

※「フリーター家を買う」というドラマがあったが、あれは正社員になってからローンを組んでいた

フリーターと契約社員で変わらないこと

雇用期間

フリーターも契約社員も、契約更新をしないと長く働けない非正規雇用である。ただし、アルバイト(パート)でも契約社員でも、「無期雇用」に切り替えられるケースもある。

社会保険・厚生年金

勘違いしている人もいるが、アルバイトでも条件を満たせば社保(厚生年金含む)に強制加入である。昔に比べて条件が緩くなり、フルタイム近く働いているフリーターはだいたい加入になってしまう。詳しくは「フリーターが社会保険と厚生年金に強制加入になる条件とは」参照。

ただ単に、「契約社員の方が条件を満たしやすい」というだけである。ちなみに、「雇用保険」も同様。社会保険よりも雇用保険の方が加入条件は満たしやすい。

ボーナス

どちらも支給されないことが多い。ただし、フリーターでも契約社員でも支給される場合はあり、契約社員の方が支給額が多い傾向がある。

退職金

双方とも退職金なしのケースが多いが、支給されるケースもある。

有給休暇

有給休暇は、雇用形態云々ではなく、「働いている日数と時間」に応じて付与されるものなので、「フリーターだから」という分け方をするものでもない。詳しくは「「アルバイトは有給休暇取れない」は嘘!取り方と付与条件」参照。

正社員登用の有無

正社員登用前提でアルバイトや契約社員として雇用される場合もある。登用されないで働かされる場合も双方ある。アルバイトやパートでも、お偉いさんに気に入られれば、「社員にならない?」と持ちかけられるケースもある。会社に方針によって変わることは、かなり多いのだ。

フリーターと契約社員には同じような部分も多い

ウィキペディアで「フリーターには契約社員も含む」とされているくらいだ。どちらも「非正規雇用」なので、そうなってしまうのかもしれないが。しかし、「契約社員の方が有利な部分」も確かにあるので、選ぶならバイトよりも契約社員の方がいいだろう。

>>フリーターと正社員の違い!何が違う?どっちがいいのか

-フリーターの定義

        

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